仮想通貨投資って儲かるの?
現状ではハイリスクハイリターン、使う人が増えれば増えるほど価値は上昇する
仮想通貨は世界中の取引所で365日24時間常に取引されており、刻一刻と値が変化しています。
ビットコインだけを見ても相場の変動はかなり激しく1日で5%以上の値動きがある日も珍しくありません。ちなみに、この激しい値動きのことを金融用語でボラティリティが高いとか略してボラが高いなどと言います。
さて、こんなボラが高い性質の仮想通貨で何か買い物をしようとした時、仮想通貨を手に入れた時よりも価値が高くなっていることがあります。例えば、昔に1ビットコインを15万円で購入していたとしましょう。でも、今日は1ビットコイン=30万円で取引されているなんてことが起こるのです。株と同じようなかたちで取引されていますので、その時の相場で円などとの法定通貨との相対的な価値は変動しているのです。
仮想通貨の取引は、株と同じような感じで取引できるので株式相場の経験がある方なら始めやすいでしょう。さらに、株とは違って1,000円などの小額からでも始めることができるので入口の敷居はかなり低いかと思います。しかし、実際に取引に参加している方の数は株式相場に比べるとまだまだ少ないため、値動きが激しいものになっています。ですので、うまくいけば儲かりますが思惑が外れてしまうと大きく損をしてしまうことも珍しくありません。現状、仮想通貨投資はハイリスク・ハイリターンということです。
上のチャートはビットコインの1時間足の(1時間の値動きを1本のローソク足という物で表したもの)チャートです。
これを見ると、24日には31万円を超えていたのに、25日の夕方あたりから急に値が下がって275,000円までつけていることがわかります。その後じっくりと値を戻しつつある動きをしていますね。27万円台でビットコインを購入できた人は1日足らずで5%以上価値を増やしたことになります。
このように、ビットコインなどの仮想通貨は1日で5%から10%の値動きをすることは当たり前のようにあり特別なことではありません。何か発表があったりすると1日で20%以上値が動くこともあります。
ですので、投資の対象であれば良いのですが買い物で使うためにビットコインを購入することを考えている方は、買い物の直前でビットコインを購入すると良いでしょう。
例えば、ビットコインの場合は地金(ゴールド)などと同じで発行総量が予め決まってますので、利用者が増えれば増えるほどその価値は上がっていくことが予想されています。ビットコインのデフレ化を懸念する経済学者もいますが、デフレにより消費行動を取らなくなるのは円やドルなど、いつでも新紙幣を発行することができる法定通貨の話であって、ビットコインとは同列に考えるべきではないと思います。
ビットコインの発行量が決まっているという事実を知っている中で全員がそれを利用していますので、消費者心理としてはビットコインが発行されない事によるデフレというよりは消費をしないという行動がデフレとビットコインを結びつけるのなのです。
ビットコインの価値が無くなっちゃうことはあるの?
可能性はあるけれど考えにくい事象だと思います。確かに、過去の法定通貨ではジンバブエドルのように機能を失い使えなくなったものは沢山あります。一般的に通貨の機能喪失はハイパーインフレーションによるものが典型的ですが、総量が決まっているビットコインではまず考えにくい現象です。
ただし、誰かの手が加わり総量のルールが変更される可能性がゼロであることを誰も保証することはできません。また、技術的な失敗や他の通貨の台頭、政治問題などといった不確定要素は常に付きまといます。これは言い換えれば、絶対に機能を失わない通貨というものはありえないということです。
ビットコインは、誕生から何年もの間その信頼性を証明していて、ビットコインが通貨として成長を続ける可能性は大きいと言えるでしょう。一方で、ビットコインの将来がどのようなものになるかについては誰も予測することができません。
売りから入ることも可
取引所によっては、仮想通貨の証拠金取引(空売り注文)をすることができます。
将来ビットコインの価値が下がると思ったら空売りから入って後で買い戻す取引が可能です。これは、例えば現在1ビットコインが30万円だとして将来1ビットコインが25万円まで落ちた時、5万円の利益を得ることができます。
仮想通貨の証拠金取引とは何か?という質問に対する最も簡単な回答は、「ビットコインでFXができる」という答えになるでしょう。しかし、FXを知っている人ならば分かりやすい回答ですが、そうでない人にとっては意味不明です。そこで、もう少し詳細に確認していきたいと思います。
信用取引について
信用取引とは、手持ちの資金以上の取引ができる取引のことです。自分の資金などを(現金や仮想通貨)を担保にして、取引所からお金を借りて投資することができます。
信用取引では、資金が少ない人でも担保を差し出すことで大きな額の取引ができるのがメリットですが、一方で手持ち資金以上の投資が可能なため、損失が出たときに損失額が大きくなるデメリットもあります。また、資金を借りる場合には金利や手数料がかかります。
信用取引のルール
信用取引とは、現金や仮想通貨などを担保として取引所に預けることでお金や仮想通貨を借り、担保の最大25倍(ルールは取引所によって異なる)の取引をすることができる取引方法のことです。この担保のことを保証金といい、この25倍などの掛け率のことをレバレッジ(てこの原理の”てこ”の意)と呼びます。例えば、25倍のレバレッジが可能な取引所の場合、4万円を保証金として預ければ最大100万円までの取引をすることができるのです。
例えば、1ビットコイン30万円の時に4万円の証拠金で3ビットコインを90万円で借りたとします。しばらくして、ビットコインが10%値上がりして、1ビットコインが33万円に相場が値上がりしたとしましょう。すると、手持ち資金4万円にして9万円稼ぐことができるのです。
(33万円-30万円)*3BTC=9万円 勝ち
このように少額でも大きな金額を動かすことができる一方で、価格が下がれば同等の損失が出ます。
例えば、上記と同じように1ビットコイン30万円の時に4万円の証拠金で3ビットコインを90万円で借りたとします。しばらくして、運悪くビットコインが、1ビットコイン29万円に値下がりした場合、証拠金として預けていた担保4万円は1万円に減ってしまいます。
(29万円-30万円)*3BTC=-3万円 負け
全体の取引量に対して許容される証拠金の比率は取引所によってルールが異なります。50%を割ったらダメなところもあるし、100%までOKなところまで様々です。証拠金4万円の場合で50%までオッケーの場合、2万円負けまでは良いよと言うことです。
その設定された比率を割るとロスカットといい取引所により自動的に証拠金は清算され、その時点で負けが確定してしまいます。
穏やかな相場の時は良いのですが、一気に売られたり買われたりするボラティリティの高い相場の時は、自動ロスカットが利かずに100%を割り込んでしまう場合があり得ます。その時は証拠金以上のマイナスを出すことになりますので、取引所によっては不足分を追加で支払わねばならない場合があります。これを追証と呼びます。
追証が必要な場合と不要な場合がありますが、これも取引所によってルールが異なります。
空売り注文
信用取引における取引の一つとして「空売り」という取引方法があります。空売りは信用取引における特徴的な取引方法の一つで、取引所から仮想通貨を借りて売り、その後買い戻すことでその差額を得るという取引です。仮想通貨の相場が下落する局面でも利益を出せる取引です。
普通の取引(現物取引)だと「安く買って高く売る」ことで利益を出しますが、空売りの場合「高く売って安く買い戻す」ことで利益を出します。この方法であれば、相場が全体的に下落している局面や、ある銘柄に関して悪いニュースが出て相場が下がっていくことが予想される時に利益をあげることができるのです。
空売りとは、持っていない”空“の状態で売るという意味があります。英語ではショート(Short)ポジションと表現されます。また、単に信用売りということもあります。
空売りのリスク
空売りの損失リスクは青天井ということです。仮想通貨を買うという場合、どんなに価値が下がってもゼロまでですが、価値の上限はありません。
例えば仮想通貨の相場が500円だとして、どんなに値下がりしても負けは500円ですが価値の上昇は未知数です。ビットコインのように数十万円まで跳ね上がることもあり得ます。損失は青天井な一方で空売りの儲けは最大でも今の相場相当となります。空売りをする前にまずはこれを頭に叩き込んでおく必要があります。
このように空売りは恐ろしいものではありますが、活用方法によってはとてもメリットがある投資法ですのでぜひ理解して正しく活用していただきたく思います。
仮想通貨取引所おすすめランキング
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