ビットコインのETFとは

もしもビットコインが証券取引所に上場したら?

ビットコインのETF

ETFってなに?

ETF(Exchange Traded Fund)とは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数に連動する運用成果を目指した上場投資信託のことです。日本のデフレ脱却を目指すため、量的・質的金融緩和の一つとして2013年4月から日本銀行による国内ETF(上場投資信託)の買い入れが始まりました。

例えば日経平均株価と連動するETFに、「日経レバETF(1570)」という銘柄があります。この銘柄は、「レバ」とあるようにレバレッジが2倍掛かっており、日経平均が100円上昇した場合200円の利益を得ることができる商品となります。

ETFは一般の人が気軽に買ったり売ったりできる、とても便利で人気のある金融商品です。

ビットコインのETFはあるの?

ビットコインETFとは、ウィンクルボス兄弟が上場申請をしている「Winklevoss Bitcoin Trust」というビットコインのETFのことです。

残念ながら今(2017年9月)現在は上場しているビットコインETFはありません。

ウィンクルボス兄弟

ウィンクルボス兄弟
あのFacebookの設立に関わり、その後ビットコインで大儲けした海外セレブとしても有名なイケメンの双子です。映画ソーシャルネットワークで一部その様子が描かれており一躍有名になりました。

ビットコインを有価証券化して証券取引所に上場することは、米証券取引委員会の承認を受けたということを意味しますので人々の信頼度は飛躍的に上がるでしょう。多くの人が株式口座で購入できる金融商品となるので、現在とは比較にならない規模の資金が流入し、ビットコインの価格が飛躍的に上昇するだろうと言われています。ただ、ビットコインのETFはまだ上場しておらず、2017年3月に米SECによって上場申請を否認されました。

米国SECの拒否理由

ビットコインETFが承認されなかった理由としては、以下のようなビットコインの不透明さが理由にあるようです。

  • 市場操作や風説の流布を防止する環境が整っていないこと
  • 投資家や利害関係者を保護する仕組みがないこと

マネーロンダリング等の資金移動の際に政府が監視できない状況で、「詐欺的な行為が発生する」との懸念があるようです。また、同時期には中国政府によるビットコイン取引所への規制、更にはスケーラビリティ問題が浮上したことによるハードフォークへの懸念もあったために上場は承認されなかったのでしょう。

ビットコインがさらに普及し、危惧される問題点をルール化し人々の理解がもっと広まっていけば、上場承認されるかもしれません。

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