Bitcoin (ビットコイン)

ビットコイン (bitcoin/BTC)の基本情報

名称 BitCoin コード BTC
開発者 中本 哲史 (なかもと さとし) 公開時期 2009年10月
時価総額 約4兆3,000億円 (第1位) 上限発行量 約2,100万枚
承認目安時間 10分

現在のビットコインの相場 1BTC/JPY

ビットコインの価格推移 (1BTC/JPY)

世界初の仮想通貨ビットコイン

ビットコインは、世の中に1,000以上ある仮想通貨のうちの一つで、世界で最初に誕生した分散型の仮想通貨です。

世界初の仮想通貨ビットコイン

この分散型と言うのがブロックチェーンと呼ばれる技術で、政府や中央銀行などの中央機関が関与していなかったり、どこかの企業が運営しているものではないため、円やドルの法定通貨やSuicaなどの電子マネーと大きく異なります。

ビットコインは、コンピュータかインターネット上にあるデジタルな財布(ウォレット)に保存され、ビットコインを使ってお金と同じようにモノを買うことができます。
また、メールを送るくらい簡単に銀行を介さず個人間で迅速な直接送金ができ、格安の手数料で少額決済などの取引が世界中のどこでも誰とでも可能になります。

ビットコインをどうやって手に入れるの?

ビットコインを売買している取引所がありますのでそこで、ビットコインを手に入れることができます。
ビットコインを手に入れるためには、購入するか直接トレードする方法がありますが、FXや株で板取引に慣れていない初心者の方は取引所が販売しているビットコインを購入する方が良いでしょう。
取引所では、ドルやユーロ、日本円など多くの通貨と交換することができます。

ビットコインの仕組み

ビットコインにはブロックチェーンと呼ばれる取引履歴を記録した元帳のようなデータベースがあります。
そこには「いつどこからどこにいくらのコインが送られたか?」という記録が残るようになっていて、その取引記録が正しいかどうかを世界中に多数いる「採掘者」と呼ばれるビットコインの参加者たちによって監視(分散的メンテナンス)されています。

取引の検証後、その取引は透明性のある公開された帳簿に記録されその情報は次の取引へとまるで鎖でつながれたかのようにどんどん引き継がれていくのです。

マイニングって何?

ビットコインの参加者がその取引が本当に正しいかどうかを複雑な計算を使って検証すると、新しく生成されたビットコインを報酬として受け取ることができます。
これをマイニングと呼びます。
実際に何かを掘る作業をするわけではなく、コンピュータを使って複雑な計算をすることをマイニング、マイニングをする人をマイナー(採掘者)と呼びます。
そして報酬を貰うことを発掘と呼びます。

採掘者として実際に報酬を得るためには、高性能なパソコンと専用のソフトが必要です。
マイニングの報酬は最初に計算を終えた人に与えられる仕組みなので、10分に1度訪れるビックチャンスに世界中の皆がこぞって参加します。
マイニングは、既に個人のパソコンでは太刀打ちできないレベルで競われているため、みんなで発掘を行い得た報酬を分配するプールマイニングという投資信託のようなグループで採掘しているケースが多いようです。

セキュリティは大丈夫?

悪意のある第三者が不正を働こうとした場合、理論上は全参加者の51%以上に対して同時に不正な改ざんを働き掛けなくてはならず、これは現実的ではありません。
仮にそのようなことが可能な優れたコンピュータ技術をもっていたとしても、「非常に困難でリスキーな犯罪を侵すより、採掘者になって計算を手伝い報酬をもらうほうが賢い」という考えに至ります。
このブロックチェーンの仕組みこそが、管理主体者がいなくとも強固なセキュリティが担保されている要因の一つになっています。

ビットコインのデメリット・注意点

ビットコインはトレード対象としてはまだまだ新しく、市場参加者が少ないため流動性が低いと言えます。
また、時価総額も2兆円程度のため法定通貨と比べると安定性に欠けると言わざるを得ません。
これから、使える場所が増えてきて、お金として認める人たちが増えてくれば価値もどんどん上がっていき、安定通貨の一つとして当たり前のように取引されていくことでしょう。