イーサリアムクラシックとは
Ethereum Classic (イーサリアムクラシック)
イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC)の基本情報
名称 | Ethereum Classic |
---|---|
コード | ETC |
開発者 | A Crypto-Decentralist Manifesto |
公開時期 | 2016年7月12日 |
時価総額 | 約1,500億円 (第5位) |
上限発行量 | 未定 (上限を定めると発表済) |
承認目安時間 | 約12秒 |
現在のイーサリアムクラシックの相場 1ETC/JPY
イーサリアムクラシックの価格推移 (1ETC/JPY)
ブロックチェーンの思想哲学に基づいた原理主義的な仮想通貨
名前からも想像できるかと思いますが、イーサリアムクラシックはイーサリアムから派生した仮想通貨です。イーサリアムはビットコインに次ぐ仮想通貨として時価総額2位を長くキープしていますが、サイバー攻撃などに遭う機会も多く安全性の確保が求められてきました。そこで誕生したのがイーサリアムクラシックなのです。
イーサリアムクラシックがイーサリアムから分離した原因となった事件があります。2016年6月に起こったTHE DAOの通貨流出事件です。
THE DAOというのは、イーサリアムのスマートコントラクトプラットフォームから生まれた通貨で、当時最もクラウドファンディングで注目を集めた通貨でした。ただ、そのTHE DAOがリリース後にシステムのバグをつかれ、THE DAO経由でイーサリアムを不正取得されるという事件が発生しました。
この事件の際、イーサリアムの運営側はハードフォークという修正作業を行うことで、不正取得されたイーサリアムを使えないよう対応しました。この対応は賛成多数で決定されたものの反対した人が少なからずいたのです。
ブロックチェーンのそもそもの利点として人為的な修正や改変ができないという点が挙げられますが、イーサリアムのハードフォークはブロックチェーンの思想哲学に反する行為であって、これを許すことで今後誰かの利益のために人為的な手が加わるかもしれない可能性が残ってしまいます。そこで、イーサリアムのハードフォークに反対するメンバーによって作られた仮想通貨が、イーサリアムクラシックなのです。
イーサリアムクラシックはイーサリアムと機能面で大きな違いは無くとても優秀な仮想通貨ですが、違いとして挙げられるのはイーサリアムよりも安全性を重視している点です。
イーサリアムは潤沢な資金があり多くの技術者によて支えられていますが、派生したイーサリアムクラシックは関わる技術者が少なく資金的にも潤沢ではありません。仮想通貨自体の信頼性は高いのですが、今後イーサリアムを使用する企業などがイーサリアムを採用するかイーサリアムクラシックを採用するかで、両者どちらを採用する企業が多いかによって命運は分かれることでしょう。
イーサリアムクラシックのデメリット・注意点
イーサリアムクラシックの生い立ちからして非常にナイーブな側面は否めません。メジャーなイーサリアムか、それとも暗号の本質を希求したイーサリアムクラシックが普及するか、今後の動向についてわからないことがリスクかもしれません。
イーサリアムクラシックを購入できる仮想通貨取引所
現在準備中
取引所おすすめランキング
-
1.bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーは日本国内では取引量・資金力ともに最大級の仮想通貨の取引所となっています。資産の安全性向上のために国内大手損害保険会社と契約しており、安心感の高い面も魅力です。
-
2.zaif(ザイフ)
ザイフは、日本円と暗号通貨の交換はもちろん、暗号通貨同士の交換ができるのも特徴です。ザイフではネムの購入も取引もできますので低い手数料でネムを入手したい方はザイフで取引をすると良いでしょう。
-
3.GMOコイン
GMOインターネット(東証一部上場)グループで培われた金融サービス提供のノウハウを活かし、堅牢なセキュリティと管理体制のもと、安心してビットコインのお取引ができる環境を提供しています。