【用語解説】マウントゴックス

マウントゴックス

マウントゴックスは東京に拠点を構えるビットコイン交換所です。2009年にトレーディングカードの交換所として設立されましたが、2010年にビットコイン事業に転換、一時は最大級ビットコイン交換所になっていました。

マウントゴックス事件は、115億円相当が消失した事件で、責任者は不正アクセスによるサイバー攻撃が原因だと主張しましたが、警視庁の調べでは内部関係者が抜き取った疑いも出ていました。解析した結果、消失したとされる約65万ビットコインの9割以上が、社内システムの不正操作によって消失したという見解に達し、サイバー攻撃は嘘であるという結論に達しました。最終的には最も怪しいとされていた社長のマルク・カルプレスが、同社取引サイト内にある自分名義の口座のデータ改ざんをして水増しした疑いが生じ、データの不正操作を行ったとして社長自らが関与した疑いが強まったので逮捕に至りました。